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<人は姿勢を維持するために筋肉をあまり使っていない>
2022年11月01日
◆◆◆━━━━治療お馬鹿zenbunの独り言━━━━◆◆◆
人は筋肉だけでは長時間姿勢を維持することは出来ません。
そこで何をするのかというと腰椎や仙骨の移行部
胸椎と腰椎の移行部などに荷重をかけることで筋肉にそれ程頼らなくても
自分の姿勢を維持させることができるということ無意識に発見して
体力を消耗しなくて楽に姿勢を維持させることを若い時に知ってしまうのです。
人が荷重をかけがちの箇所は脊柱にとどまりません。
例えば立っている時の姿勢を維持させるために
荷重がかかっている側の膝の方が反張といって
膝が後ろの方に反らせていることが多いです。
これは膝を後ろ側にそらすことによって脚がつっかえ棒のようになるので
筋肉に頼らなくても立った姿勢を維持することができていまいます。
すると骨盤では荷重のかかっている側の仙腸関節や下部腰椎が締まることで
更に立った姿勢を楽に維持することができます。
この下半身に対して上の肋骨から頸部までを
自分が倒れない様に固定させてバランスをとっています。
このように人はいつの間にか楽に姿勢を維持させるために
無意識に癖を作りながら成長して大人になっていきます。
◆◆◆――――札幌 南区 整体 小原治療院――――◆◆◆
<どうして脊柱管は狭窄していくのか>
2022年10月28日
◆◆◆━━━━治療お馬鹿zenbunの独り言━━━━◆◆◆
前回、坐骨神経痛とは脊柱管が狭窄することによる神経圧迫が原因の1つであるというお話をしました。
では何故、神経圧迫するほどの脊柱管が狭窄するのでしょうか。
荷重が片方に片寄りすぎないように筋肉をバランスよく座っていればこんなことにならないじゃないか
という意見が聞こえてきそうですが
それは無理です。
人は筋肉だけを使って骨に負荷をバランスよくかけて姿勢を維持することなど出来ません。
必ずどちらかの足の方に荷重が多くかかり
座っている時なんかではどちらか側の坐骨の方に荷重がかかり
どちらかの下部腰椎に荷重がかかり
どちらかの胸椎12番に荷重がかかり
どちらかの頸椎7番に荷重がかかり
バランスをとって姿勢を維持しているのです。
それぞれの荷重のかかり方の差が小さければ姿勢が良いし
大きければ姿勢が悪いのです。
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<坐骨神経痛になる仕組み>
2022年10月27日
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50~60歳代になるとかなりの割合で脊柱管狭窄症になります。
私の持論になりますが、かなりの確率で坐骨神経痛とは脊柱管狭窄が酷くなることで
神経圧迫を起こして発症していると考えています。
それにプラスして膝関節や足首の骨格の変位による神経圧迫も加わるので
坐骨神経痛は症状がなかなか改善しません。
それでは坐骨神経痛の原因となる脊柱管狭窄とはどういうものなのか。
人は体の中心を保ったまま立ち続けたり、座り続けたりすることは出来ません。
必ず右か左に偏ってバランスを取っています。
例えば立った状態を思い浮かべて下さい。
肩幅くらいに足を開いて立ち、軽く目を閉じます。
すると自分の重心が身体の中心ではない事に気づかれるはずです。
右利きの人だと大抵は左の脚の方に多く体重がのっています。
次に椅子に座って状態を診ると、今回は大まかにお話しになりますが
まず左右のお尻に左右均等には体重がかかっていないことに気づいてほしいんです。
どちらかお尻の方が椅子にかかっている圧が強いはずです。
ということはどちらかのお尻が浮いているということです。
その片寄った圧が均等になるように座りなおしてみて下さい。
すると上体が左右どちらかに傾くはずです。
その傾いた方が常に圧がかかってる側で
実はその圧は若い頃からかかっている可能性が高いんです。
つまりもしあなたが座っているお尻の圧を均等にしようとして
もし上体が左に偏ったなら
あなたは若い頃から左の腰(左腰椎や左腰仙関節や左仙腸関節など)に荷重をかけ続けていて
坐骨神経痛の症状になった50歳代の今もなお左の腰にかかった荷重がぬけないでいるのです。
子供のころから50歳代の今に至るまで同じところに荷重をかけ続けているのですから
左側の腰椎や仙骨の骨と骨が押しつぶされ、隙間が無くなり
しまいには神経圧迫を起こしていくという理屈は
言われてみるとなんとなく腑に落ちるのではないでしょうか。
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<シンスプリントを改善させる施術ポイント>
2022年9月14日
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シンスプリントとはスポーツ障害の1つで
ランニングやジャンプのし過ぎで脚のスネ
(脛骨)に痛みが出る状態のことをいいます。
痛みの場所はスネの内側の中央から下方3分の1にかけて
ズキズキした痛みが出ることが多いですが
程度のキツイものだと脛骨の外側(前脛骨筋ライン)にも
痛みを生じます。
シンスプリントの施術ですが
患者さんは痛いところばかりに気が行きますが
だからと言って脛骨の痛いラインに何かをしても
痛みが軽減することはほとんどありません。(これは私の経験ですが)
ではどうするのか。
足首、足根骨、足趾の歪みを考慮しながら動かし
脛骨周りの表面の筋肉というよりもっと深い中側の筋肉ごと動かす
イメージで動かしていくと脛骨の痛みは想像以上に楽になります。
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<鎖骨の歪みが頸椎や肩甲骨に与える影響>
2022年5月18日
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全身を調整して患者さんに起き上がっていただき
最後に患者に状態を聞くと
「ん…まだ首のあたりが…まだ肩甲骨のところが…」
とすっきりしない、苦しい、辛いなどの症状が残っている場合
結構な確率で鎖骨の位置の調整で解決する。
人は、特に座って長時間作業している間に左右どちらかに傾くようになる。
これは猫背で座っている人も同様で真後ろに丸まっているわけではなく
左右どちらかに傾きながら猫背になっている。
そして長い時間をかけて得意な方に無意識に傾き続けることで
鎖骨も傾いている方向にスライドしていきます。
つまり、鎖骨というやじろべえが崩れて
首や腰を引っ張ることで症状を残すケースが結構あるんです。
このやじろべえを正すためには寝た状態では正しにくいので
最後に起き上がっていただいてから調整する方がやりやすい。
私はそうしてます。
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<教え子の成長>
2022年4月14日
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昨年の1月から縁あって2人の教え子が出来て
営業時間終了後に勉強会を開いている。
1人は自分で既にマッサージ店をやってる女性で
1人は建築業からこちらの業界に移ろうとしている男性だ。
初めの1年間は私が以前施術で使っていた
オステオパシースティルテクニックを一通り教えた。
そこから少しづつ今使っている手技に近づけている最中だ。
今年の3月からは週に1回追加して座学を始めた。
今は筋肉について講義している。
筋肉の起始、停止、作用はもちろん他の筋肉との関連
施術の考え方も混ぜながら説明するよう心掛けている。
2人ともかなり実力がついてきたと思う。
特に女性の方はマッサージに通ってくる客の中には
以前から痛みに悩んでいる方も多く、
マッサージからドンドン治療に移行させているようで
結果もバンバン出しまくっている。
男性の方はまだ今の仕事をやりながら
少しづつ患者さんを増やしている最中なので
色々な人を触れない分コツをつかむの遅れているが
完全に仕事を施術1本に出来れば
実力が上がるスピードは更に加速するだろう。
約束した教える期間は3年なので残りはあと2年だな。
2人とも頑張って付いてきて欲しいと思う。
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<身体の施術で一番難しく一番面白い部位>
2021年10月01日
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当院では様々な疾患、部位の施術をします。
その中でも私が特に自信を持って施術してる部位、それは指です。指の施術です。
外反母趾、ヘバーデン結節、ばね指、突き指など。
指の治療は面白い。
色々な疾患の元をたどっていくとその原因は指だったということがよくあります。
膝痛、股関節痛、肘痛や五十肩などは
特に指から追っていくと治療がしやすくなります。
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<ある五十肩の症例>
2020年10月27日
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ここ1ヶ月位前から五十肩で通われている患者さん。
夜間痛が酷くて寝るのも辛いという感じで来院されて
4回ほど施術をして、夜間痛は治まったのだが
腕の可動域が私の想像ほど上がらなかった。
何が邪魔してるんだろう・・・と何気に右の大腿部に目が留まり
大腿部の外側のある部分の筋膜を操作して
右腕をもう1度あげてもらうと肩関節の引っ掛かりが取れて腕が上がりだした。
これには患者さんも驚いていた。
そしてその患者さんがこう言った。
「私、先生に右の膝のこと話した?」
「いいえ、きいてませんが」
するとジャージの裾をめくりあげた。
私が筋膜の操作をした箇所に手術の後があった。
「昔から靭帯切ったりなんなりで右の膝がメチャクチャなんです」
本人は五十肩の症状と関係ないと思ったのか問診票に書かなかったそうだ。
だがこのように過去の疾患が今の疾患と関わっていることはよくあることだ。
結局、右の膝の治療をしながら右の五十肩の治療をすすめていく事になった。
人の体というのは繋がっているのだということを
患者さんに実感して頂けたことがとても良かったと感じた。
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<当院はマッサージ店ではございません>
2020年9月04日
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「おしりが痛~い!椅子から立ち上がる時にお尻が痛~い!」と来院した患者さん。
痛いお尻をギューギューやってくれアピールしてるけど
私はそのような事はしませんよ~(笑)
何年うちに通っててギューギュー言うの~。
まずうつ伏せになって頂いて
臀部、腰部を引っ張っている下肢の筋膜を探して調整します。
そしてその引っ張っている筋膜が背部のどの部分まで邪魔しているかを確認して
筋膜のバランスをとります。
仰向けになってもらう時に臀部の状態を聞くと
「まだ全然痛いよ~!」
とまたしてもお尻をギューギューせよアピール。
でも私はギューギューやりませーん。(笑)
今度は股関節を軽く屈曲させて下腹部の少し深い組織でと臀部の痛むところが反応する所を触診で探し
下腹部(イメージとしては骨盤の中側)と臀部が反応しあっているのを感じながら
下腹部の筋膜を操作すると臀部の筋膜もゆっくりと動き出しました。
そして仰向けのままお尻を上げてもらいました
「痛くないよ?」
起き上がってもらってベッドに座ってもらって立ち上がってもらいました。
「ほとんど痛くないよ?」
「ね?ギューギューしなくても痛み消えるでしょ?(あ~よかった汗)」
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<ある膝痛の症例>
2020年8月27日
◆◆◆━━━━治療お馬鹿zenbunの独り言━━━━◆◆◆
人の重心は身体のど真ん中ではないです。
右利きの人は臍から指1本分左に重心がらあるのが正解です。
先日の患者さんは右の膝がもう半年以上痛くてまともに歩くことも出来ないという。
立ってもらうと右の膝が痛いのに重心が思い切り右に重心がのっていた。
下肢のアライメントが崩れた上に重心が悪い膝の側にズッシリと乗っている感じだ。
これではいくら治療しても改善するのは難しいと思った。
全身調整して内反していた右の足を矯正して立ってもらうと
右側の乗っていた重心が中心よりやや左側にのった。
生活習慣でソファーに座ってテレビを観るときの体勢が
右側にのっていそうだったのと、座っている時の足の向きに注意を払うよう伝えた。
(他にも悪い習慣はあるだろうけど、とりあえず)
週に1回の施術を3、4回すると歩く時の痛みがかなり減ったようです。
散歩できるようになるのにはあと2、3ケ月はかかると思いますけど
頑張って。
◆◆◆――――札幌 南区 整体 小原治療院――――◆◆◆